6月14日(水)
小学生、国語の文章読解問題に取り組み中。
「手のひら八畳ほどの大男・・・」
「’はちじょう’って何ですか?」
んん?八畳わからないか。
「家に畳の部屋ある?」
「ないです。」
そっか、ないか。
あ、言われてみれば自分の家も全てフローリングだった。
「畳は見たことある?」
「ある~っ。」
「その畳が8枚で八畳。だいたいこの教室のここからここくらい。けっこう広いでしょ。」
そんな会話のあと
「’わらし’って何ですか?」
これは辞書で調べられる。
当塾は漢字や英語のスペルなど、辞書で調べられるものは講師が答えず、自分で辞書を引くよう指導している。「調べる」という行為が、記憶に残りやすくなる。
「辞書で調べてみよう。」
・・・1分後。
「載ってないです。」
「載ってると思うよ。ちゃんと調べた?見せてみて」
と、ワ行を見てみると・・・。
あ、載っていない。
「あ、本当だ。ちゃんと調べてたんだね。ごめんね。」
「わらぐつ」
「わらじ」
「わらしべ」
・・・載っていない。
小学国語辞典には載っていない。
中学生用、高校生用の国語辞典、教室にある全ての辞書調べても、載っていなかった。
いつのまに「わらし」は消えたんだ?
昔話で「わらし」って出てこないのか? 今は。
「童子」(どうじ)で調べてみる。
小学国語辞典には掲載無し。中学生用に掲載有り。
「座敷わらし」は・・・
載っていない。
妖怪辞典や民話辞典じゃないと載っていないか。
しかし、生徒たちに聞くと、みんな知っていた。
「幸せにしてくれる、いい妖怪でしょ。」
試しにもうひとつ。
「座敷あざらし」
ペット用に品種改良されたアザラシ。
水がない場所でもある程度飼育可能。
人にかなりなつく。
通称「ゴマちゃん」
・・・とは載っていなかった。
6月7日(水)
近隣中学の中間試験期間。
1年生にとっては初めての定期テスト。
社会科の地理では「地球の姿」が試験範囲。
「世界の人口」も出題されることが予想される。
しかし、そう簡単には覚えてくれない。
1学年3~4クラスの時代、「世界の人口が70億人以上いる」ということが、実感できないのでしょう。
そこで。
ホワイトボードに「世界の人口」と書いて
みんな、世界の人口何人か知ってる?
知らない。そう、じゃぁ男の数は知ってるでしょ。
と言うと
「35億!」
と返ってきた。
そう、あと半分は女性だから、倍にすればいい。
合計で?
「70億!」
うん、覚えた。
6月4日(日)
今回から英検3級と準2級にwritingテストが導入された。
それと同時に、合格基準も
「合計で約60%以上」から
「Reading、Litening、Writing各項目全て60%以上」
に変更された。
つまり、「Listeningが苦手だから、Readingでカバーしよう。」
ということが出来なくなった。
「4技能全ての底上げ」が目的とのこと。
ReadingとLiteningは今まで通りの対策でいいとして、Writing対策をどうするか。
3級で25~35単語、準2級で50~60単語使って、自分の考えを述べる。
「英検はマークシートで選択問題なので、スペルは書けなくても読めれば合格できる。」
ということが通用しなくなってしまった。
対策に時間がかかるかも・・・。
と、思いきや。
な~んだ、問題文から単語を抜き出せばいいんだ。
それまでの問題の会話文や長文に使われている単語を抜き出し、文章に組み上げれば意外と短時間で文章が作れた。
英語で考えなくていい。
英語にしやすい日本語を集めて意見文にし、スペルは問題文で確認すればいい。
文法は現在完了や関係代名詞を使わなくてもいい。
中2レベルの比較級を使えれば、意見をまとめることができる。
「AよりBの方が○○。だからAの方が好き。」
これで解決。
つまり、国語力を駆使すれば、英検準2級レベルまで対応可能だということだ。