1月23日(木)
中央教育研究所主催のセミナーを受講した。
登壇者はケンブリッジ英検の方。
以前一緒に働いてくれた社員が、イギリスからの帰国子女でケンブリジ英検2級を持っていて、
彼女も「英検2級と同等」と言っていた。
しかし、今日のケンブリッジ英検の方のセミナーを聞くと、英検とケンブリッジ英検のレベルに大きな開きがあることがよくわかった。
ケンブリッジ英検の問題を作成しているのは、クイーンズイングリッシュネイティブのイギリス人。
1858年にイギリスで始まったこの検定は、外国語の検定というより元々はイギリス人によるイギリス人のための「国語力検定」なのか。
1973年にイギリスがEUに加盟してからは、他のEU加盟国がイギリスでビジネスをするためには必須になり、大きく発展したとだと思う。
文部科学省が後援している、学生向けに日本人スタッフが問題を作成している日本の英検と、出題内容も難易度も大きく違って当然か。
CEFRの分類表では「日本の英検とケンブリッジ英検がほぼ同レベル」とされていることに、この日の講師の方はかなり不満があるように思えた。
あれ?
あらためて調べてみると、CEFRの開発に大きく貢献したのはケンブリッジ英検なのか。
これは日本側がCEFRにプレッシャーをかけたのか?
ヨーロッパ諸国への留学を志望している人は、ケンブリッジ英検を受けた方がいい。
セミナーの内容から察すると、(はっきり明言はしていないけど)日本の英検のレベルではあまり実用的ではないようだ。
名称は「実用英語検定」だけど。
しかし、日本の大学を目指すのなら「とりあえず」英検準1級を目指して、変わり続ける大学入試に備えた方がいいと思う。今のところは。
国公立大では「外部試験導入見送り」と言われているが、多くの私立大学では英検2級以上持っていると、入試でかなり有利になるのは変わらない。
大学新共通テストの英語では、今まで20%だったListeningが50%に大幅に増え、筆記の問題は単語や語順問題が無くなり、全て長文読解になることが既に決まっているとのこと。
これは一般入試で合格するのは、今まで通りの勉強方法ではかなり困難になってくるだろう。
そして中学、高校の授業も以前から言われているように、ついに英語の授業が英語だけになる。
英語の文法を英語で説明されて、理解できる中高生がどれだけいるのだろうか。
神奈川県公立入試問題でも、理科・社会科は難しすぎて点差がつかない。
国語は難易度が低くて点差がつかない。
最も大きく差がつくのが英語なのがここ数年の傾向。
となると「丸暗記」ではなく「なぜ三単現のsが必要なのか」、日本語で詳しく説明できる当塾のような学習塾の需要が、今まで以上に急激に高まるのだろう。
で?
今日の結論は…あ、はやり。
「より難易度の高いケンブリッジ英検を受けて、グローバル人材になろう。」
1月3日、4日は英検Writing対策講座。
まずはそれぞれの級の出題例、採点基準、時間配分などの一般的な説明をしたあと、その対策テクニック。
「君の本心が聞きたいのではなく、正しい英語の文章を書くことが目標。」
Which season do you like best?
と質問されて、本当は秋が好きだけど夏の方が書きやすければ迷わず夏にする。
夏と言えば
・夏休み
・海
・山
・かき氷
・花火大会
・旅行
などなど、理由がいくつも浮かんで来る。でも、秋と言えば…
意外と出てこない。
・柿と梨が好き。
・暑いのも寒いのも杉花粉も苦手だから。
あとは…。
でしょ?
ここまでは前回までと同じ。
今回からこんな内容を加えてみた。
冬休みに映画を観に行きました。
英語の字幕です。
映画の中で
We are not the same persons any more.
というセリフがありました。
それはどんな映画のどんなシーンだったでしょうか。
日本語も英語も想像力が重要なので、こんな課題を出してみた。
答えは全員違っていい。
「もう以前の俺たちじゃないぜ。今度こそ!」
「もう以前の私たちじゃないの。あなたとは会わない。」
それぞれが思い浮かべたシュチエーションは全て正解。
2020年1月1日(水)
新年明けましておめでとうございます。
(年賀状ではないから、句読点は入れてもいいですよ…ね?)
1月1日のみ、お休み戴きました。
2日から英検対策、高校入試対策を行います。
大学受験は全員指定校推薦で第一志望合格したので、一安心。
今年は受験生が多いので、新春料理教室はお休み。
その代わり3月の卒業イベントは例年より豪華にする予定です。